あしやの風景
キャナルパークと潮芦屋ビーチ
南芦屋浜地区の埋め立てにより整備されたキャナルパークは、人と自然がふれあう絶好の水辺空間である。マリンスポーツや散策、憩いの場として市民に親しまれ、六甲の山並みを背景にした超高層住宅群の景観も素晴らしい。南には潮芦屋エリアが広がり、最南端の海岸沿いに潮芦屋ビーチがある。休日には多くの市民が憩い、天気がよければ沖ゆく船や淡路島が望める。
芦屋川畔
芦屋の自然景観を代表する美しい芦屋川畔は、数々の物語や文学の舞台になっている。国道2号線以北は桜並木、以南は松並木も素晴らしく、仏教会館やルナホール、教会等が点在する緑と住宅と文化施設の佇まいは、市民の散策の地として親しまれている。また、JRと交差するところは天井川として全国的にも珍しいとされている。
奥池と芦有道路の景観
六甲山の緑をうつす奥池は、海抜500mの高所にある。自然に恵まれた周辺は野鳥や植物の宝庫であり、グランドゴルフやバーベキュー等が楽しめる施設もある。芦有道路に沿って展開する渓谷美や大阪湾の遠望も素晴らしい。
重要文化財旧山邑家住宅
ライト坂にある旧山邑家住宅は、灘の酒造家山邑太左衛門が、別荘としてアメリカの建築家F.L.ライトに設計を依頼したもの。その後、株式会社淀川製鋼所の所有になり、1974年5月に国の重要文化財に指定されたのを契機に、ヨドコウ迎賓館と呼ばれるようになった。館内のバルコニーからの眺望もよく、市内が一望できる。
芦屋神社
芦屋神社には、樹木も多く「緑ゆたかな美しいまちづくり条例」によって指定する唯一の樹林がある。境内には、7世紀の横穴石室、宝塔や「猿丸太夫」の墓と伝えられる歌碑等、芦屋の生活文化史を彩るものも多い。
高座の滝とロックガーデン
高さ約10mの夫婦滝。小さいが滝は美しく、周囲は樹木に覆われて静寂の中に滝の水音が冴える。ここはロックガーデンの登山口でもあり、滝の左横の岩盤には、「登山家藤木九三翁」のレリーフがはめこまれている。
芦屋公園
芦屋川に沿って国道43号線のすぐ南に広がる松林の公園。「市木」のクロマツの姿が美しく、その数百本の松がつくりだす木蔭は市民のこのうえないオアシスでもある。公園の一角には、古い伝説を秘めた「ぬえ塚」や「震災モニュメント」等がある。
城山と会下山遺跡
標高260mの鷹尾山(通称、城山)。戦国時代には阪神間での古戦場であった。山麓には古墳が点在しハイキングコースでもあり遠望も楽しめる。城山の、西南に位置する会下山遺跡は、標高200m、約1800年前の弥生文化期の高地性集落跡。ここからは古代人の住まいの跡や多くの貴重な土器、石器類等も出土し、平成23年2月国史跡に指定されました。